ダイカとゲンパチ

『サトミちゃん』シリーズのダイカとゲンパチは、見かけはちがうけど、似た性格のキャラクターだと気がついたので、メモ。

2人とも、状況を分析する能力に優れているけれど、その問題点を打破するための大胆な策を出したりするのは苦手。「飛ぶ前に見る」のが信条。
見て分析したことをリーダーに伝えることで、その真価が発揮される参謀タイプ。
同じ種類の才能を持っている。

ただしゲンパチは、その才能を自分のスタイルとして前面に押し出していて、それが彼の鎧でもある。
やさしさを見せる相手は、基本的には、弟(リーダー)だけ。それもほぼ明確に前に出す(しかし照れが邪魔をする)。
愛する1人を見つけたなら、弟との間でいらぬ葛藤を感じつつ、自分でも認められずに苛立つことになるのではないか、と。

一方、ダイカは、その才能をかくすことで自分を守り、社会的役割(王子)も果たすことになる。
やさしさを見せる相手は、国民とか、世界とか、曖昧模糊とした全体的な存在。
本当にやさしさを与えたい1人はだれなのか、ということは、秘密にすることが彼の責任でもあり、鎧でもある。(なのにこの人も、弟ダイスキだったわけだけど。弟を失った(?)時点で、国も失ってしまった)
だから包容力があり、みんなにやさしい。
しかし「この人です!」という人を1人見つけたら、その後は明確すぎるほど明確に、才能と優しさをそこに注ぎ込んでいくのではないか、と。それはお妃様なので、守らねばならない責任があることだし。
お。そこが、王子時代から、王時代への、区切り目なのか。



課題は済んでも原稿は済まぬ

課題は、やれば終わるから、原稿が詰まるたびに気晴らしで進められる。
原稿も書けば終わるのでは? と、そのたびに少し思うが。

原稿は 書くまでの山が けわしいの こぐれ

Amazonで同じ本を5冊注文してみた

手元の『サトミちゃんちの8男子』3巻がなくなった。
通常なら、著者購入制度を使って、出版社から少し安く買うところ。
でも、Amazonに注文してみた。

5冊注文。
ちょうど在庫が切れるところだったようで、二度に分けて送られてきた。

最初の便で来たのは、初版、第4版、第5版がそれぞれ一冊ずつ。
第5版にだけ最新のキャンペーン帯がかかっていて、あとの2冊には帯がない。
次の便で来た2冊は、第4版で、帯なし。

つばさ文庫内のランキングは、注文時に46位。
注文した翌日だけ、2位に浮上し、その後また数日かけて元の位置付近へ。

だから何、ってわけじゃないけど、なーるほど、そういう感じか、と。
ほくそえんだわけです。

今期のアニメは

今期のアニメでまだ継続してみているのは、

ロボティクスノーツ
絶園のテンペスト
八犬伝
青の祓魔師(再放送)

リアルタイムで新作をみるのは、やっぱり楽しいな。作品の評価が定まっていないのがスリリング。新しいテレビを買ってよかったと、心から思う昨今。
(以前のでも受信できたけど、チューナーの都合で録画機能がイマイチで。地上波のシリーズものをみる気がしなかったのだ。かわりにひかりTVばかりみていた)

いちごの王さま

いちごの王さまって、まだ活躍してたんだ。
いちご新聞も健在なんだ。
http://www.sanrio.co.jp/goods/strawberry/message.html
そして、クロミちゃんも仲間に入れてもらえてるんだ。
http://www.sanrio.co.jp/blog/strawberry/

いつまでも、夢の王国でいてね。サンリオ。

行ってきました安房国

安房国って「あわのくに」。昔、千葉県の南部にあった国。それは曲亭馬琴著『南総里見八犬伝』の主要な舞台になった場所!
「ネオ里見八犬伝」を冠する『サトミちゃんちの8男子』シリーズが始まってから、はや一年半が経とうとしています。 ここで本家のほうのつばさ文庫版を、書かせていただくことができました。
しかし曲亭馬琴先生は、千葉に足を踏み入れることなく、あの大作を書き上げられたそうですね。というわけで、私も最初は資料と、東京都内にある舞台の取材だけで書いていました。
でも、調べていれば、行きたくなるではないですか。だって千葉はここ東京のおとなりだもの。今なら高速バスでピューだもの。
行ってきました。
そこには、安房の長い歴史と、ひとりの文学者・馬琴の作り上げた想像上の世界が、層を織りなすふしぎな世界が。(つづく! のか?)